韓国語文法|初級後半〜中級
「-(으)면」と「-(으)니까」の違い
日本語の「~したら」で迷わない使い分け
日本語ではどちらも「~したら」と訳せることがあるため、日本語母語話者が混同しやすい文法です。 でも、韓国語では「条件なのか」「理由なのか」「実際に行動したあとで新しい事実を知ったのか」で選び方が変わります。
初回公開:2022年7月6日 / 2026年9月5日 全面改訂・文法説明再検証 編集:Ara韓国語学院
まず3行で結論
一番簡単な見分け方
「~したら」という日本語訳ではなく、前の文と後ろの文の関係を見れば迷いにくくなります。
「もし~なら」「~すると」なら -(으)면
「~だから」なら -(으)니까
実際に行動した後の発見なら V-(으)니까
Araの授業では、「-(으)니까=経験」だけで覚えないように説明しています。 「経験」という言葉では範囲が広すぎるため、発見用法は 「前の行動を実際にした結果、後ろの事実を新しく知った」 と捉えると、-(으)면との区別がはっきりします。
「-(으)면」と「-(으)니까」の違いを比較
| 文法 | 中心の意味 | 韓国語の例 | 日本語 |
|---|---|---|---|
| -(으)면 | 条件・仮定・一般的条件 | 주말에 신주쿠에 가면 사람이 많아요. | 週末に新宿へ行くと、人が多いです。 |
| V-(으)니까 | 行動後の発見 | 어제 백화점에 가니까 세일을 하고 있었어요. | 昨日デパートに行ったら、セールをしていました。 |
| A/V-(으)니까 | 理由・根拠 | 오늘은 바쁘니까 내일 만나요. | 今日は忙しいので、明日会いましょう。 |
2つ目の例だけを見ると、日本語では「行ったら」と訳せるので -(으)면 と同じに見えます。 しかし韓国語では、「週末に行く場合」という条件と、 「実際に昨日行って、そこでセールを発見した」という出来事の流れを区別します。
作り方・活用
| 原形 | -(으)면 | -(으)니까 |
|---|---|---|
| 가다 行く | 가면 | 가니까 |
| 먹다 食べる | 먹으면 | 먹으니까 |
| 살다 住む | 살면 | 사니까 |
| 듣다 聞く | 들으면 | 들으니까 |
基本は、語幹が母音またはㄹで終わるときは -면 / -니까、 ㄹ以外の子音で終わるときは -으면 / -으니까 を使います。 ㄹ語幹は -(으)니까 の前でㄹが落ち、살다 → 사니까 のようになります。
名詞の場合は N-(이)면(条件)/N-(이)니까(理由)を使います。 例:학생이면「学生なら」/학생이니까「学生だから」。
-(으)면:条件・仮定・「~すると」
-(으)면 は、ある状況が成立した場合に、そのあと何が起こるかを表します。 まだ起きていないことを仮定するときだけでなく、繰り返される一般的な条件にも使えます。
-(으)니까①:「~だから」の理由・根拠
A/V-(으)니까 の基本用法は、前の内容が後ろの内容の理由・根拠になることです。 命令や提案とも自然につながります。
V-(으)니까②:「~してみたら、~だった」の発見
動作動詞につく V-(으)니까 には、 前の行動を実際にしたあとで、後ろの事実や状況を新しく発見する用法があります。 日本語では「~したら」と訳されることが多いため、-(으)면と混同しやすいポイントです。
日本人学習者が間違えやすい3ポイント
1. 日本語の「~したら」だけで決めない
「~したら」と訳せるかどうかではなく、条件・理由・発見のどれかを判断します。
2. 「経験=-(으)니까」と丸暗記しない
経験そのものを表す文法ではありません。発見用法では 「行動 → その結果として新しい事実を知る」という関係が重要です。
3. 갔으니까 と 가니까 は同じではない
ミニ練習問題|どちらを使う?
空欄に -(으)면 または -(으)니까 の適切な形を入れてください。
1. 주말에 시간이 있___ 같이 영화 봐요.
2. 어제 카페에 가___ 친구를 만났어요.
3. 오늘은 피곤하___ 일찍 잘게요.
4. 한국에 가___ 꼭 부산도 가 보세요.
5. 집에 와___ 택배가 도착해 있었어요.
よくある質問
-(으)니까 はいつも「~だから」ですか?
-(으)면 は日本語の「~したら」と同じですか?
「갔으니까」と「가니까」はどう違いますか?
発見の -(으)니까 は形容詞にも使えますか?
動画で「-(으)면 / -(으)니까」を確認
文章で理解したあとに、実際の例文を声に出して練習すると使い分けが定着しやすくなります。 旧記事から引き継いだAra韓国語学院の文法動画もあわせてご利用ください。
文法説明の確認基準
このページは、旧記事で日本語母語話者が混同しやすいと紹介していたポイントを残しつつ、 文法説明を全面的に再整理しています。 -(으)면=条件・仮定、 -(으)니까=理由・根拠という基本は、 国立国語院の「世宗韓国語」教員用指針書の文法説明も確認しています。 そのうえで、Ara韓国語学院の授業で特に質問が多い V-(으)니까の「行動後の発見」まで一つのページで比較できるよう構成しました。
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